海外ではじめてロングステイした町。
オーストラリアのクイーンズランド州北東部。
グレートバリアリーフの玄関口としてスキューバダイビングやグリーン島クルーズなどのマリンアクティビティをはじめ、
原住民アボリジニの文化体験や、スカイダイビング、バンジージャンプ、カジノ、四輪駆動車での熱帯雨林ドライブを楽しむ観光客で賑わってます。
観光客のニーズに対応するために高級ホテルから安宿ドミトリーが揃っていて、
ナイトマーケットや大型ショッピングモール
で土産物から日用品まで何でも揃います。
週末のラスティマーケットでは
新鮮な野菜や果物が手頃価格でゲット出来るのでローカルも観光客もまとめ買いしてる光景を目にします。
日本人をはじめ海外からの移住者も多く、治安もよいです。
野宿しようとして何度か警察に怒られました笑2007年から2012年ころはエスプラネード通りのマクドナルドの前でディジュリドゥやジャンベで週末にバスキング(路上パフォーマンス)してました。
今は取り締まりが厳しくなりパーミッション(許可証)を取るのが難しいみたいですが
リッチな観光客のおかげで当時はケアンズで旅の資金をだいぶ稼がせてもらった覚えがあります。
近郊にコミュニティが点在してるので町には原住民アボリジニや混血の人々がたくさんいます。仕事してる人もいるしパブで昼間から飲んだくれてる人もいますが、普通に観光する分にはあんまり関わりないと思う。
シティと呼ばれる町中には商業施設が集中していますが郊外には住宅街、ちょっと車で走るとすぐにシュガーケーン(サトウキビ)畑が続きます。
何も照明がないので夜に行くと星がめっちゃきれいです。
大阪からもジェットスターとかのLCCが運航してて行きやすく、旅しながら何度も行った思い出多い場所です。
海が近いわりに泳げるビーチが町中にないので
ラグーンていう無料人口プールでみんな遊んでます。
海にはソルトウォータークロコダイルっていう
獰猛で巨大なワニがいっぱいいるらしいくて
ケアンズのビーチでは誰も泳いでません。
海で泳ぎたい人は町から船で島へ行くか、
車で少し離れた場所に行く必要があります。
雨の少ない5月から10月あたりは
トロピカルでとても気持ちいいですが
雨季ど真ん中だと国道が分断されたりします。
シティから30分ほどで「世界の車窓から」で
有名な鉄道のあるキュランダという山の上の村に行けます。
熱帯雨林の中にポツンとあってハンドクラフトが盛んでガヤガヤしてるケアンズのシティと違い、観光客も夕方にはいなくなるので
落ち着いた雰囲気が好きでよく通ってました。
このあたりはDOOFっていうオーストラリアならではの小中規模の野外音楽パーティが盛んです。ウィンターソルスティスフェスていう有名なパーティがあって、森の中でみんな泥まみれになってフルパワーで遊びます。トランスやテクノ、レゲエバンドもあって面白い。
原住民アボリジニの文化センターもあって伝統的なディジュリドゥの演奏や踊り、話を聞くことが出来ます。プレイヤー向けの良質なディジュリドゥ(この地域ではイギイギ)やポイントで描かれた抽象的なアート作品なども町で買えます。アボリジニの興味深い世界感についてはまた今度あらためてじっくり書きたいと思います。
近郊には川を掘って入る天然温泉や巨大な滝、
ラピュタのモデルになったと噂の遺跡みたいな場所もあり見どころも多いです。
北部ケープトリビュレーションでは四駆の車しか行けませんが熱帯雨林ジャングルをドライブできます。泥川を越えて文明のニオイがしない湿地帯をすすんでいくのはアドレナリンが出て楽しい。ここらへんは火食い鳥って言われるカソワリが生息してて近づくと襲われるそうです。
何回か遠目で見ましたが赤いトサカがあって恐竜みたいな見た目です。
2012年には皆既日食があり、
5日間の大きな音楽パーティがあったりして
世界中から日食ハンターやパーティピーポーが集まりメディアにも注目されました。
思い出が多すぎて細かくは書ききれませんが
現地に友人もたくさんいるのでまたいつか行きたいです。